ライブデータで事実確認 · 2026年10月24日

穴場 クスコ

ロレト通り:クスコ旅行ガイド

このガイドの作り方

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ロレト通り(クスコ、ペルー)
Photo: Ricardo Sánchez / Wikimedia Commons (CC BY 2.0)

広場のすぐ脇に残る、五百年前の二つの壁

アルマス広場からイエズス会のラ・コンパニーア教会の脇へ一歩入ると、周囲の喧騒がすっと遠のきます。ロレト通りは灰色の石に囲まれた細い歩行者用の通路になっています。両側にそびえるのはインカの人々が築いた壁で、植民地時代の街並みは後からその上に積み重ねられたものです。

チケット売り場を通ることなく、帝国時代の石組みをこれほど間近で眺められる場所は、クスコでも指折りです。石材はモルタルを使わずにぴたりと組み合わされています。上に行くほど壁がわずかに内側へ傾いているのは、地震に耐えるためのインカの伝統的な工法です。

石を読み解く

二つの壁は、それぞれ別のインカの建物群に属していました。どちらの壁が何なのかを知っておくと、短い散歩がクスコの街の再建の歴史を学ぶ時間に変わります。

  • 西側: インカの王ワイナ・カパックゆかりの宮殿群、アマルカンチャ(Amarucancha)の壁です。のちにイエズス会がこの土地にラ・コンパニーア教会を建てました。
  • 東側: 国家の宗教に仕えた女性たちが暮らした「選ばれし女性の館」、アクリャワシ(Acllahuasi)の壁です。現在、その跡地にはサンタ・カタリナ修道院が建っています。
  • 名前: ケチュア語ではこの路地をインティクリュ(Intik’ijllu)と呼び、一般に「太陽の小道」と訳されます。

アクリャワシ側の壁に沿って目を走らせてみてください。長く均一な長方形の石が段ごとに並び、その精巧さは上に載る植民地時代の壁とは比べものになりません。インカの土台の上にスペイン時代の漆喰や日干しれんがが重なっている部分では、二つの時代の境目がはっきりと見て取れます。

訪れる時間帯

路地そのものは15–30分ほどで歩けますが、石の継ぎ目を写真に収めながら進むなら、もう少し時間がかかります。Googleの現在の掲載情報では、平日は午前8時から、土曜日は午前8時から午後1時まで開いており、日曜日は休みとなっています。あくまで今週時点の情報と考え、出かける前にもう一度確認してください。

石の表情が美しく映えるのは朝の光です。平日の午前8時以降なら近隣の見どころとも予定を合わせやすく、コンパクトな周遊ルートを組めます。掲載情報では現在土曜日は午後1時までとなっているため、土曜日の午後に訪れる計画は避けたほうがよいでしょう。

ロレト通りをゆったり歩くために

この通りはロープで囲われた記念碑ではなく、地元の人々が日常的に使う近道です。行き交う人の流れに溶け込むように歩けば、誰にとっても気持ちのよい場所になります。

  • 写真を撮るために立ち止まるときは、端に寄りましょう。 路地は狭く、広場とエル・ソル大通り(Avenida El Sol)方面の通りを行き来する人が通ります。
  • 眺めるだけにして、よじ登ったり寄りかかったりしないでください。 これらは保護されている壁で、すり減った角に触れると浸食が進んでしまいます。
  • 物売りや写真撮影の声かけがあります。 近くでは、民族衣装を着た女性がリャマやアルパカを連れて撮影に応じていることがよくあります。撮影は有料のサービスなので、カメラを向ける前に必ず声をかけ、金額を決めておきましょう。
  • 人の横をすり抜けるときは「ペルミソ」と声をかけましょう。 狭い場所で「失礼します」と伝える丁寧なスペイン語です。
  • 工芸品を買ったり人物写真を撮ったりするつもりなら、小額の紙幣や硬貨を用意しておきましょう。 路上の売り手がカードを受け付けることはまずありません。

高地では無理をせずに

クスコの標高はおよそ3,400メートルです。到着したばかりの方は、なだらかな石畳の路地でも息切れすることがあります。

路面はでこぼこした石で、雨が降ると滑りやすくなるため、ほかの多くの街以上に滑りにくい靴が大切です。ゆっくり歩き、水分をこまめにとりましょう。高地に体を慣らしている日にロレト通りを訪れるのがおすすめです。ほぼ平坦なので、最初の散策先にぴったりです。

ロレト通りから次の見どころへ

この路地は、大きな見どころ同士をつなぐ道として歩くのがいちばんです。以下はどれも歩いてすぐの場所にあるので、あわせて訪れてみてください。

  • 路地の北端にあるアルマス広場とクスコ大聖堂。
  • アマルカンチャの跡地に建てられたバロック様式の教会、ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会。
  • アクリャワシの上に建ち、宗教美術の博物館を併設するサンタ・カタリナ修道院。
  • 南東へ数ブロックの場所にあり、サント・ドミンゴ修道院の下に眠るインカの太陽神殿、コリカンチャ。
  • 広場から北東へ少し歩いたところにあり、有名な「12角の石」が残るハトゥン・ルミヨク通り(Calle Hatun Rumiyoc)。

広場から出発してロレト通りを歩き、そのままコリカンチャへ向かうのがおすすめです。ロレト通りで二つの壁を見比べておけば、このルート沿いで目にするインカの壁のひとつひとつが、ぐっと読み解きやすくなります。

よくある質問

ロレト通りへはどうやって行けばよいですか?

アルマス広場から歩いて行けます。路地は広場の南東側にあるラ・コンパニーア教会の脇から始まり、エル・ソル大通りやコリカンチャへ続く通りの方向へ延びています。

見学にはどのくらいの時間が必要ですか?

路地だけなら15–30分ほどみておけば十分です。サンタ・カタリナ修道院、ラ・コンパニーア教会、コリカンチャとあわせて一つの散策ルートとして回るなら、さらに時間を確保してください。

ロレト通りは毎日開いていますか?

Googleの現在の掲載情報では、平日は午前8時から、土曜日は午前8時〜午後1時で、日曜日は休みとなっています。時間は変更されることがあるため、出かける前に改めて掲載情報を確認してください。

具体的には何を見ることができますか?

インカ時代そのままの壁です。西側はワイナ・カパックゆかりのアマルカンチャの壁です。東側は「選ばれし女性の館」アクリャワシの壁で、現在はその上にサンタ・カタリナ修道院が建っています。

高地に着いた初日の散策に向いていますか?

はい、向いています。距離が短く、ほぼ平坦で、広場からも近いからです。ただし石畳はでこぼこしていて、濡れると滑りやすくなるため、ゆっくり歩くようにしてください。

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