華里(Wa Lane)は、配達用のスクーターがやっと通れるほどの細い路地です。差館上街(Upper Station Street)から、寺院や骨董店がひしめく上環のエリアへ抜ける、短い歩行者用の小道のひとつでもあります。この路地沿いにあるファルコ(Falco)は、ひとつの店で二つの顔を持っています。明るいうちはエスプレッソマシンが音を立て、日が沈むとシェーカーの音が響き始めます。
この二面性こそがお店の魅力です。このあたりではなかなか見かけないスタイルなので、少し寄り道してでも訪ねる価値があります。
わざわざ歩いて行きたくなる理由
昼間のファルコはコーヒースタンドとして営業しています。文武廟(Man Mo Temple)や德輔道西(Des Voeux Road West)の乾物店へ向かう途中に、カウンターで一杯さっと受け取っていく、そんな使い方ができるお店です。夜になると店内の空気はお酒と食事の時間へと切り替わります。地元の人たちがまず名前を挙げるのは、キッチン自慢のハリッサをまとわせたラムチョップです。
合わせるなら、スイカとミニトマトのジントニックをどうぞ。おなじみのキュウリとトニックの組み合わせではなく、甘い果実をボタニカルの香りにぶつけた一杯で、気取らない遊び心が感じられます。
この二品以外のメニューについては、ここで憶測でお伝えすることは控えます。まずはこの二品を確実な入り口と考え、ほかのメニューは現地での出会いを楽しんでください。
華里への行き方
MTR上環駅から歩いてすぐです。駅から、あるいはハリウッド・ロード(Hollywood Road)を散策しながら下ってきて、徒歩で訪れる人がほとんどです。華里は差館上街と太平山街(Tai Ping Shan Street)を結んでいます。近くの骨董店や小さなギャラリーを巡っていれば、わざわざ探さなくても自然とたどり着くはずです。
- 最寄りのMTR駅:上環駅。差館上街のあたりを通り、坂を上って歩きます
- 周辺のランドマーク:文武廟、小規模なカフェやショップが並ぶ太平山街、德輔道西から入る乾物街
- 組み合わせたい過ごし方:午後に上環の骨董店やお香の店が集まる界隈を散策し、夜はカクテルへ
コーヒーの時間とカクテルの時間
昼と夜で顔が変わるお店なので、出かける前に「いつ」行くかを考えておきましょう。午後にコーヒーを飲みに行くのと、夕食とお酒を楽しみに行くのとでは、流れる時間のペースも、居合わせる客層もまったく違います。正確な営業時間や、二つのメニューが切り替わる時刻は思い込みで判断しないほうが安心です。時間を決める前に電話で問い合わせるか、最新の情報を確認してください。
週末の夜にどうしてもラムチョップを食べたい場合や、二人席を確保したい場合は、予約を受け付けているか尋ねておくとよいでしょう。これほど細い路地にある注目の新店ですから、数えるほどしかないテーブルはすぐに埋まってしまいます。
常連のように注文するには
ファルコでは、ちょっとした地元流の勘が役に立ちます。コーヒーだけ飲んですぐ移動するならカウンターで注文し、夜のカクテルと食事を楽しむならゆっくり腰を落ち着けましょう。いまの香港のバーやカフェではカードが使えると考えて問題ありません。ただ、これほど小さな路地のお店ですから、少し現金を持っておくと安心です。
広い客席は期待しないでください。華里のお店はどこもこぢんまりとしていて、天気がよければ路地にテーブルをいくつか並べる程度です。特定の時間に特定の席にこだわるより、柔軟に予定を組んで出かけるほうがうまくいきます。
上環で夜を楽しむ
ファルコだけを目的地にするのではなく、上環のはしごの一軒として組み込むのがおすすめです。この界隈の強みは、狭い範囲にお店が密集していることです。昼間はお香の職人や乾物の露店が並び、夕方になると太平山街やそこから枝分かれする路地で、小さなバーやワインバーがシャッターを上げ始めます。
コーヒーからカクテルへ切り替わるファルコも、この街のリズムにぴったり合っています。同じお店を一日に二度、まったく違う目的で訪ねることもできます。
オープンして間もない、いま話題のお店なので、営業時間や予約の方針、メニューの詳細は当日にもう一度確認しておきましょう。上環はもともと気ままに歩き回るのが楽しい街です。訪問の前後には余裕を持たせておくとよいでしょう。
よくある質問
ファルコは具体的にどこにありますか?
上環の華里(Wa Lane)にあります。差館上街(Upper Station Street)と太平山街(Tai Ping Shan Street)を結ぶ細い歩行者用の路地で、MTR上環駅から歩いてすぐです。
何を注文すればよいですか?
すでに注目を集めているのは、ハリッサをまとわせたラムチョップと、スイカとミニトマトのジントニックの二つです。まずはこの二つを選び、あとはスタッフに新しいメニューを尋ねてみてください。
カフェですか、それともバーですか?
どちらでもあります。昼はコーヒースタンド、夜はカクテルバーとして営業しているので、どちらを楽しみたいかを決めてから出かけましょう。
予約は必要ですか?
細い路地にある小さな人気店なので、予約について事前に問い合わせておくのがおすすめです。夜にラムチョップとカクテルを楽しみたい場合は特にそうです。
一日かけて楽しむなら、近くに何がありますか?
文武廟、摩羅上街(Upper Lascar Row)の骨董店、德輔道西(Des Voeux Road West)から入る乾物街は、いずれも気軽に歩いて行ける距離にあります。半日かけて巡るなら、上環は拠点にぴったりです。
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