「LiMiNaL」がロンドン北西部へ
一夜かぎりのアリーナに、ひとりのダンサーが立ちます。ソロ活動を通じて振り付けそのものを主役にしてきたSHINeeのテミンが、2026–27年のワールドツアー「LiMiNaL」を携え、2026年11月22日にOVOアリーナ・ウェンブリー(OVO Arena Wembley)にやって来ます。
テミンにとって、これがロンドンで過去最大規模の公演です。イギリスのファンはこれまで、小さめの会場で観るか、グループの一員としての姿を観ることがほとんどでした。それだけに今回の意味は大きいといえます。これほどの規模のアリーナなら、演出もダンサーも、フロア全体と2層のスタンド席を存分に使えます。
公演日は日曜日です。行きの電車から帰りの電車まで、夜の過ごし方全体がこの曜日に左右されます。詳しくは後ほど改めて説明します。
かつての「エンパイア・プール」の内側
この建物は、広場から見た印象よりもずっと古い歴史を持っています。もとは技術者サー・オーウェン・ウィリアムズが設計したコンクリート造のホールで、1934年に「エンパイア・プール(Empire Pool)」として開業しました。1948年のロンドン五輪では競泳会場にもなり、現在はグレードII指定建造物です。
プールはとうの昔になくなり、今では約12,500人を収容する屋内アリーナになっています。名称は何度も変わりました。1978年からはウェンブリー・アリーナ、その後SSEアリーナを経て、2020年以降はOVOアリーナ・ウェンブリーと呼ばれています。
場内は昔ながらの長方形です。ステージ前には平らなフロアがあり、スタンディングにも座席にもなります。残る三方を、傾斜のついた客席が囲んでいます。ガラス張りのエントランスはアリーナ・スクエア(Arena Square)に面していて、スタジアムの湾曲した階段からも少し歩けば着きます。
ウェンブリー・パークへのアクセス
周辺には3つの駅があり、コンサートの観客のほとんどは1つ目の駅を利用します。
- ウェンブリー・パーク駅(ジュビリー線、メトロポリタン線):最も近く、オリンピック・ウェイ経由で徒歩約5–10分です。メトロポリタン線の速達列車なら、ベーカー・ストリート駅まで12分ほどで着きます。
- ウェンブリー・セントラル駅(ベーカールー線、ロンドン・オーバーグラウンド):ハイ・ロード(High Road)を歩いて15分ほどです。ユーストンやワトフォード方面から来る場合に便利です。
- ウェンブリー・スタジアム駅(ロンドン・メリルボーン駅発のチルターン鉄道):南側から少し歩けば会場に着きます。
車での来場はおすすめできません。イベント開催日は、スタジアム周辺の道路で駐車規制が実施されます。路肩には停められないため、車で来る人はたいていウェンブリー・パークの公式駐車場を利用します。
オリンピック・ウェイを歩いて
ウェンブリーに通い慣れた人なら誰もが知っている道のりです。ウェンブリー・パーク駅を出て階段を上ると、目の前にオリンピック・ウェイという長い歩行者専用の大通りが広がります。その突き当たりに見えるのが、スタジアムの白いアーチです。
アリーナはスタジアムの手前を左に入ったところ、アリーナ・スクエアの脇にあります。コンサートの夜には、ツアーグッズを身につけたりペンライトを手にしたりした人々で通路が埋まり、大きな川のようにゆっくりと流れていきます。
駅の階段を下りたあたりのオリンピック・ウェイでは、ファン同士の自主的な集まりがよく開かれています。ファングループは目印になる場所を決めて集合し、手作りのプレゼントを交換したり、集合写真を撮ったりしてから会場に向かいます。同じ日にスタジアムでもイベントがあると人出はさらに膨れ上がり、係員が人の流れを各会場へ振り分けます。
ここでのK-POPアリーナ公演の流れ
欧米のポップスのライブとは進み方が違うので、事前に知っておくと安心です。
- グッズ: 公式グッズ売り場は開場の何時間も前に開くのが一般的で、その日いちばんの長蛇の列ができることも少なくありません。先にグッズを買ってから食事に行くファンが多いです。
- ペンライト: 会場のほとんどの人が手にしています。スローガンをそろえて掲げたり、色を合わせたりするファン企画は、公演前後の数日間にSNSや会場で広まるのが通例です。
- 掛け声: 決まったタイミングで、メンバーの名前や歌詞を観客全員で叫びます。いくつか覚えてから行くのが、常連ファンにとって楽しみのひとつです。
- 手荷物: 入口で手荷物検査があります。小さなバッグほどスムーズに通れ、大きな荷物は基本的に持ち込めません。
- 支払い: ロンドンの多くの会場と同じく、場内のバーや売店ではカードとスマートフォンで支払えます。
スタンディング席のチケットを持つ人は、少しでもステージに近づこうと、開場前から外に並ぶのが一般的です。指定席の人は場所が決まっているので、遅めにのんびり入場する傾向があります。
日曜の夜の帰り道
終演後は曜日が大きく影響します。ロンドンのナイト・チューブは金曜と土曜の夜しか運行しないため、日曜のコンサート帰りは通常の終電が頼りです。
ウェンブリー・パーク駅では、待機列用の仕切りと段階的な入場規制で大量の帰宅客をさばいています。アンコール直後は、ホームにたどり着くまでかなり待たされることもあります。混雑を避けてウェンブリー・セントラル駅まで歩くファンもいれば、一杯飲んで人波が落ち着くのを待ってから帰るファンもいます。
ロンドン以外から来たファンは、遅い電車に急ぐよりも、1泊するのが一般的です。ウェンブリー・パークには、ヒルトン・ロンドン・ウェンブリーやノボテル・ロンドン・ウェンブリーなど、会場から歩いて行けるチェーンホテルが集まっています。
公演前後に楽しめるウェンブリー・パーク周辺
会場周辺の街並みは、この10年ほどで生まれ変わりました。数時間を過ごすにはうってつけの場所です。
- ボックスパーク・ウェンブリー: スタジアムのそばにある、輸送用コンテナを使ったフードホールとバーの集まりです。開演前の食事の場所として人気があります。
- ロンドン・デザイナー・アウトレット: 屋根付きのアウトレットモールで、チェーン系レストランや映画館があり、座れる場所もたっぷりあります。会場からは歩いてすぐです。
- トルバドール・ウェンブリー・パーク・シアター: 近くにある大劇場です。週末旅行にするなら立ち寄ってみてください。
- ウェンブリー・スタジアム: アーチは定番の撮影スポットです。イベントのない日にはスタジアムツアーも行われています。
エリアはコンパクトにまとまっていて、食事を終えてから数分でアリーナの入口に着きます。そのため、ほとんどの人はロンドン中心部ではなく、会場周辺で食事を済ませています。
よくある質問
テミンの「LiMiNaL」ワールドツアー ロンドン公演はいつ、どこで開催されますか?
ロンドン北西部ウェンブリー・パークにあるOVOアリーナ・ウェンブリーで、2026年11月22日(日)に開催されます。テミンのロンドン公演としては、これまでで最大規模です。
OVOアリーナ・ウェンブリーの最寄り駅はどこですか?
ジュビリー線とメトロポリタン線が通るウェンブリー・パーク駅が最寄りで、オリンピック・ウェイを歩いて5–10分ほどです。ほかに、ウェンブリー・セントラル駅(ベーカールー線、ロンドン・オーバーグラウンド)や、メリルボーン駅からチルターン鉄道が走るウェンブリー・スタジアム駅も利用できます。
終演後にナイト・チューブは走っていますか?
走っていません。公演は日曜日で、ナイト・チューブの運行は金曜と土曜の夜に限られます。帰りは通常の終電を利用することになります。コンサート後の駅では、待機列用の仕切りを設けて混雑を整理しています。
車で行って会場の近くに駐車できますか?
イベント開催日は、スタジアム周辺で路上駐車を制限する規制が実施されます。車で来る人はたいていウェンブリー・パークの公式駐車場を使いますが、公共交通機関のほうがはるかに便利です。
開演前に近くで楽しめる場所はありますか?
ボックスパーク・ウェンブリーとロンドン・デザイナー・アウトレットが、どちらも会場から歩いてすぐです。2か所あわせれば、食事もバーも映画館もそろっています。オリンピック・ウェイに集まり、スタジアムのアーチを背景に記念撮影をするファンも大勢います。
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