イースト・ブリッジ・ストリートに建つ赤レンガと鉄とガラスの市場
通りから眺めると、赤レンガと砂岩の建物が長く続き、背の高いアーチ型の入口がいくつも並んでいます。中に入ると、屋根は鉄とガラスでできています。大きな一棟の屋根の下に屋台が列をなし、そこへ日の光が降り注ぎます。セント・ジョージズ・マーケットは1890年から1896年にかけて段階的に建てられました。ベルファストに今も残るヴィクトリア朝の屋根付き市場は、ここが最後のひとつです。
その人気は誰もが知るところです。北アイルランドでも指折りの口コミ数を誇り、評価も常に高い水準を保っています。静かな場所を期待するのではなく、にぎやかで活気ある現役の市場であり、おいしいものが揃う場所だと思って出かけましょう。地元の人は1週間分の買い出しに、旅行者は食べ歩きにやって来ます。どちらの客も、同じ狭い通路を行き交うことになります。
この建物は、一時は失われかけていました。20世紀後半には荒れ果てていましたが、1999年に修復が完了して再び使われるようになりました。その修復のおかげで、外から写真を撮るだけの記念建造物になることなく、今も市場として営まれ続けています。
曜日ごとに顔が変わる3日間
現在の営業日はわずかです。扉が開くのは週3日だけで、月曜から木曜は閉まっています。ベルファスト旅行の日程は、これに合わせて組みましょう。
- 金曜 8:00〜14:00: バラエティ・マーケットの日です。古物、衣類、日用雑貨、青果など、ありとあらゆるものが並びます。この市場の名物である鮮魚店も出ています。
- 土曜 9:00〜15:00: 週末らしい雰囲気に包まれます。主役は食べ物で、地元の農産物やクラフト、植物の店も並びます。
- 日曜 10:00〜15:00: 開店は少し遅めです。食べ物やクラフトに加え、アンティークやコレクター向けの品も見られます。
週末には生演奏が行われることが多く、ホールのフードエリアのあたりから音楽が聞こえてきます。出店者は週ごとに入れ替わります。お目当ての店がある場合は、出かける前にベルファスト市議会の公式ページを確認してください。
朝食はバップで
ベルファストの人々は、ここで朝食をとります。ふんわりと粉をまとったベルファスト・バップに、ベーコンやソーセージ、卵を挟んだものを手に通路を歩くのが定番です。フルサイズのアルスター・フライもよく見かけます。ソーダ・ファールとポテトブレッドという、鉄板で焼く2種類のパンが添えられるのが、この料理ならではの特徴です。
食べ歩きの合間に探してみたいものはこちらです。
- ソーダブレッドとウィートン・ブレッド:丸ごと買って持ち帰れます
- ダルス:北海岸で採れる海藻を干したもので、塩気のきいたおやつとして食べられています
- イエローマン:バリーキャッスルのオールド・ラマス・フェアでおなじみの、ハニカム状のタフィーです
- 地元産チーズ、燻製魚、アイルランド産チョコレート:バップよりずっと飛行機での持ち帰りに向いています
- ストリートフード:その週に出店する週末の店によって顔ぶれが変わります
金曜には、買う予定がなくても鮮魚店をのぞいてみてください。市場の中で最も古くから続く一角で、地元の人にとってもいちばん頼りになる場所です。土曜と日曜は温かい料理の店が主役になり、ご想像のとおり、座席はあっという間に埋まります。
イースト・ブリッジ・ストリートへのアクセス
市場の所在地は12 East Bridge Street, BT1 3NQ。市の中心部の東寄り、ラガン川の近くです。
- 電車で: 最寄りはラニヨン・プレイス駅で、坂を少し下ればすぐです。市内の交通の要であるグランド・セントラル駅からはやや距離がありますが、中心部を横切る歩きやすい道のりです。
- 市庁舎から徒歩で: メイ・ストリートを東へ進んで10分ほどです。
- ヴィクトリア・スクエアから: ショッピングセンターは数本北の通りにあるので、あわせて立ち寄れます。
車で行く場合は、中心部の駐車場に停めて歩きましょう。市場近くの路上駐車スペースは、週末にはすぐに埋まってしまいます。
混雑を避けて市場を楽しむコツ
人の流れのデータによると、週末は9:00から15:00まで混雑しています。これは土曜の営業時間すべてにあたり、日曜も全時間帯が含まれます。つまり週末はいつ訪れても人でいっぱいです。予定が合うなら金曜に来てください。開店が最も早い8:00で、計測された週末のピークにも当たりません。
市場での過ごし方は次のとおりです。
- 支払いは店ごとにその場で。 カードやタッチ決済に対応する店は多いものの、すべてではありません。小さな店のために、ポンドの現金を少し用意しておきましょう。
- 北アイルランドの紙幣に注意。 店によっては、おつりがアルスター銀行やアイルランド銀行発行のポンド紙幣で渡されることがあります。北アイルランドでは法的に有効ですが、イングランドの店では受け取りを断られることもあるので、出国前に使い切りましょう。
- フードカウンターでは列に並んで。 列は通路沿いにできるので、きちんと並び、隣の店の前をふさがないようにしましょう。
- 席取りはしないこと。 週末の共用席は食事をするためのもので、長居する場所ではありません。食べ終わったら次の人に譲りましょう。
- 屋台を間近で撮影するときは、ひと声かけて。 特にクラフト作家にとって、デザインは生活の糧です。
- バッグを持参しましょう。 野菜やパンをばらばらに抱えるより、ずっと便利です。
店の人と話すのはごく普通のことです。チーズや魚の産地を尋ねれば、たいていきちんと答えてくれます。
滞在時間の目安と閉店時間
ホールをひと回りして何か食べるなら、1時間あれば十分です。クラフトを買い物したい場合や、コーヒーを片手にバンドの演奏を楽しみたい場合は、もう1時間みておきましょう。
時間には気をつけてください。金曜は14:00閉店で、週末より1時間早く閉まります。しかも、閉店前から店じまいを始める店もあります。金曜の午後遅くに行くと、扉はもう閉まっています。午前中に着けば、すべての店から選べるうえ、焼きたての温かいパンも手に入ります。
市場の前後に歩きたい川沿いエリア
市場があるのは、ベルファストの中でも歩いて回りやすい一帯です。数分歩くと、ラガン川に面してウォーターフロント・ホールが建っています。川沿いの遊歩道を進めば、ラガン堰や、ドネゴール・キーにあるタイル張りの鮭の彫刻『ビッグ・フィッシュ』に行き着きます。
西へ向かえば、10分ほどでベルファスト市庁舎に着きます。ヴィクトリア・スクエアのガラスのドームからは、街の屋根並みを無料で見渡せます。川の向こうのタイタニック・クォーターは、市場が閉まったあとの午後を過ごすのにぴったりです。午前は食を、午後はこの街の造船の歴史を楽しめます。
よくある質問
セント・ジョージズ・マーケットは何曜日に営業していますか?
現在の営業日は週3日で、金曜は8:00〜14:00、土曜は9:00〜15:00、日曜は10:00〜15:00です。月曜から木曜は休業しています。特別なイベントによって日程が変わることもあるため、お出かけ前に公式の案内を確認してください。
いちばん空いている時間帯はいつですか?
空いている時間帯を計測したデータはありませんが、週末は9:00〜15:00の営業時間中ずっと混雑します。週末のピークを避けたいなら金曜が最適です。開店も最も早い8:00です。
セント・ジョージズ・マーケットへの行き方を教えてください。
所在地は12 East Bridge Street, Belfast BT1 3NQです。最寄りはラニヨン・プレイス駅で、少し歩けば到着します。ベルファスト市庁舎からは徒歩10分ほどです。
何を食べるのがおすすめですか?
朝食には、ベルファスト・バップか、ソーダ・ファールとポテトブレッドが付いたアルスター・フライをぜひ。軽くつまむなら、ダルスやイエローマンを探してみてください。お土産を買うなら、地元産のチーズやウィートン・ブレッド、燻製魚が持ち帰りに向いています。
市場の周辺には何がありますか?
ウォーターフロント・ホール、ラガン川、ラガン堰、そして彫刻「ビッグ・フィッシュ」は、いずれも歩いて数分の距離です。ヴィクトリア・スクエアと市庁舎は少し足を延ばした先にあり、川を渡ればすぐにタイタニック・クォーターです。
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