振り返れば山が見える桟橋
桟橋の先端まで歩いたら、ぜひ後ろを振り返ってみてください。砂岩造りの倉庫群や中心街のオフィスビルが重なり合い、その上にクナニ/ウェリントン山(kunanyi/Mount Wellington)がそびえています。エリザベス・ストリート・ピアは、フランクリン・ワーフからサリバンズ・コーブへと突き出した桟橋です。周りには現役の漁船や係留されたヨットが並び、港口の向こうにはダーウェント川(Derwent)が大きく広がります。
桟橋の上には、低く細長い建物が一棟あるだけです。1階は水辺に面したレストランやバー、上階は宿泊施設です。多くの旅行者にとっては、入り江を目の高さに眺めながら食事をし、そのまま波止場の散策へ出かける拠点といえるでしょう。
桟橋で出会える風景
ここは博物館でも記念碑でもありません。味わえるのは、ウォーターフロントの日常そのものです。すぐ脇に漁船のトロール船が横付けされ、係船柱にはカモメがとまり、入り江を出入りする船がひっきりなしに行き交います。レビューでも安定して高い評価を得ていますが、称賛されているのは特定の店よりも、むしろこうした景色のほうです。
屋外席からは港がよく見渡せます。ただし、晴れた日でもダーウェント川から吹く風は身にしみることがあります。天気予報にかかわらず、羽織るものを一枚持っていきましょう。ホバートの天気は変わりやすく、桟橋の先端はウォーターフロントでいちばん風が吹きさらしになる場所です。
歩いて行くのがいちばん
ホバートのウォーターフロントはこぢんまりとしているので、徒歩で向かうのが最も手軽です。中心街からはエリザベス・ストリートをフランクリン・スクエアの横を通って海のほうへ下っていきましょう。通りがフランクリン・ワーフに突き当たった正面が桟橋です。郊外からのバスはエリザベス・ストリートやフランクリン・スクエア周辺に停まり、そこから少し歩けば着きます。
- サラマンカ・プレイスから: 海沿いをプリンセス・ワーフ(Princes Wharf)の前を通って北へ進みます。平坦で歩きやすい道です。
- コンスティテューション・ドックから: ドックがすぐ隣なので、もう着いたも同然です。
- ブルック・ストリート・ピアから: MONA行きのフェリーが出る、隣の桟橋です。
- 車の場合: ウォーターフロント周辺の路上駐車スペースはすぐに埋まってしまいます。中心街の駐車場に停めて少し歩くほうが、たいていは気が楽です。
フランクリン・ワーフで食事を
ウォーターフロントの名物といえばシーフードです。この一帯にトロール船が係留されていることも、その大きな理由のひとつです。メニューや価格は桟橋の店ごとに異なり、それぞれの入口に掲示されています。建物の端から端まで一通り歩いてから選ぶとよいでしょう。
すぐ隣のコンスティテューション・ドックでは、係留された小舟の水上売店でフィッシュ・アンド・チップスが売られていて、みなドックの縁に腰かけて食べています。桟橋でのきちんとした食事は、街の灯りが入り江に映り込む夜のために取っておきたい、という人には手軽な選択肢になります。
水辺の夜を楽しむタイミング
席に着いてゆっくり食事をする時間と、日の光の具合を軸に計画を立てましょう。金曜・土曜の夕食や、ウォーターフロントで大きなイベントがある時期は、予約をしておくのが安心です。こうした時期は、予約なしで水辺の席に座るのがぐっと難しくなります。
- 12月下旬: シドニー・ホバート・ヨットレースのゴールがこの港の一角にあります。近くにヨットが続々と係留され、年末年始にはドック周辺が大勢の人で埋め尽くされます。
- 6月: 冬の祭典ダーク・モフォ(Dark Mofo)の期間は、夜になると街に人が繰り出し、ウォーターフロントのディナーは満席になりがちです。
- 土曜日: 少し南に歩いたところでサラマンカ・マーケットが開かれます。午前中は屋台をめぐり、昼は桟橋でランチ、という組み合わせがおすすめです。
こうした時期を外した平日のランチなら、特に計画を立てなくても、たいてい席は取りやすいでしょう。
次に足をのばすなら
ホバート中心部の見どころが近くに集まっているので、この桟橋は散策の拠点にぴったりです。歩いて10分以内で、次のような場所に行けます。
- サラマンカ・プレイス: 1830年代の砂岩造りの倉庫が並び、今ではギャラリーやショップ、バーが軒を連ねています。背後にはバッテリー・ポイント(Battery Point)の路地が坂の上へと続いています。
- タスマニア博物館・美術館: コンスティテューション・ドックから少し奥に入ったところにあります。タスマニア先住民の歴史、植民地時代の美術、自然科学などを幅広く収蔵しています。
- ブルック・ストリート・ピア: ホバートが誇る大規模な現代美術館MONAへ、ダーウェント川をさかのぼるフェリーが出ています。
- フランクリン・スクエア: 1ブロック内陸にある緑豊かな小さな公園です。風を避けてひと休みするのに便利です。
晴れた日の夕方は、エリザベス・ストリート・ピアの先端で一日を締めくくりましょう。夕日の名残がクナニを照らし、入り江の向こうでは係留されたヨットがゆっくりと揺れています。
よくある質問
エリザベス・ストリート・ピアは正確にはどこにありますか?
ホバートのサリバンズ・コーブに面したフランクリン・ワーフにあり、エリザベス・ストリートを下りきった突き当たりです。コンスティテューション・ドックとブルック・ストリート・ピアがすぐ隣にあり、サラマンカ・プレイスへも南へ少し歩けば着きます。
どのくらいの時間を見ておけばよいですか?
食事をして桟橋の先端まで散歩するなら、1時間ほどで十分です。サラマンカ・プレイスやタスマニア博物館・美術館、コンスティテューション・ドックも一緒にまわるなら、半日を見ておきましょう。
桟橋のレストランは予約が必要ですか?
金曜・土曜の夕食や、ヨットレースやダーク・モフォで混み合う12月下旬と6月は、予約しておくのが賢明です。平日のランチなら、たいてい予約なしでも入りやすいでしょう。営業時間は店ごとに異なるので、出かける前にそれぞれ確認してください。
近くに駐車場はありますか?
ウォーターフロント周辺の路上駐車スペースは少なく、すぐに埋まってしまいます。中心街の駐車場に停めて、エリザベス・ストリートを海まで歩いて下るほうが、たいていは楽です。
訪れるのに最適な季節はいつですか?
夏は日が長く、年末年始にはシドニー・ホバート・ヨットレースのゴールが見られます。冬の6月にはダーク・モフォが開催されます。ダーウェント川から吹く風は季節を問わず冷たいことがあるので、羽織るものを一枚持っていきましょう。
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